「ブログの書き方が分からない。」
「コピーライティングってなんですか?」
「文章を考えるのが苦手」
ほとんどのブログ初心者は、文章の書き方が分からないため苦労します。
じつは私もブログを始めた当初、記事がまったく書けずに悩んでいました(泣)
しかも、ブログは単に文章を書けばいいわけではありません。
読者の悩みや求めていることを考えなくては意味がない。
そこで、今回はブログ初心者におすすめの本を7冊紹介します。
コピーライティングの基礎となる重要な内容が詰まっているので参考にしてください。
目次
10倍売れるWebコピーライティング
『10倍売れるWebコピーライティング』は、Webマーケティング会社のバズ部が出版した本です。
バズ部は1記事あたりのクオリティが高く、検索でもよく上位表示されています。
『10倍売れるWebコピーライティング』は、ページ数も少なくて初心者にも分かりやすい内容。
しかし、ページ数が少ないからと言ってあなどってはいけません。
コピーライティングの基礎がしっかりと詰め込まれた内容になっています。
たとえば、セールスライティングの基本となる4つのパーツがあります。
- 『キャッチコピー』
- 『ボディコピー』
- 『クロージングコピー』
- 『追伸』
キャッチコピー
人がお金を払ってモノを買う理由は、『快楽を得る』か『苦痛を避ける』のどちらかです。
お客様の目線に立った、『効く』キャッチコピーが必要です。
ボディコピー
ボディコピーに必要なのは『結果』、『実証」、『信頼』、『安心』の4つ。
商品が自分に何を得られるという『結果』と結果が出る理由を『実証」。
その商品を『信頼』できる理由を示してもらい、効果が出るという『安心』感が欲しいのです。
クロージングコピー
クロージングコピーはボディコピーを読んで、商品の決断を促す大切な役割があります。
そのために、注文せずにはいられない魅力的なオファーが簡便性、希少性、特典、保証の4つです。
追伸
追伸はボディコピーとクロージングコピーの内容を要約して、カンタンに読者へ伝えます。
追伸で伝える必要があるのは、商品のベネフィット・希少性・商品が手に入らなかった場合どうなるのか?
という3つのポイントがあります。
各パーツには、読者を引き込むための役割があります。
私もコピーライティングの基礎を学ぶのに非常に役立った本のひとつです。
→『10倍売れるWebコピーライティング』については、こちらの記事をご覧ください。
伝え方が9割
- 2013年ビジネス書ランキング1位
- ビジネス書ランキングで史上初 3年連続トップ10入り
- 日本ビジネス書大賞2014 総合順位1位
このように『伝え方が9割』は輝かしい功績を残した大ヒット本です。
著者の佐々木圭一氏はコピーライターなのですが、口下手でした。
しかし、コピーライティングの技術を身につけて、人に伝える技術を習得しました。
『伝え方が9割』で印象的な言葉が『イエス』に変える3つのステップについてです。
人は一日に平均22回の頼みごとをします。
頼みごとをするためには、『ノーをイエスに変える』技術が非常に重要です。
『ノーをイエスに変える』には、まず3つのステップが必要。
- 自分の頭の中をそのまま言葉にしない
- 相手の頭の中を想像する
- 相手のメリットと一致するお願いをつくる
たとえば、女性をデートに誘う時「デートしてください!」ではストレートすぎますよね?
「驚くほど、美味いパスタの店があるんだけど良かったら行かない?」
といえば、女性のハートもつかみやすい。
私も口下手なタイプなので、非常に共感できる内容でした。
『伝え方が9割』は、コミュニケーションが苦手な人にもオススメの本です。
稼ぐ言葉の法則
『稼ぐ言葉の法則』は、コンサルタントとして活躍する神田昌典氏が書いた本です。
神田氏は、『PASONAの法則』と呼ばれるセールスライティングの法則を編み出した方です。
『PASONAの法則』は、5つの言葉から成り立っています。
- Problem(問題)
- Agitation(あぶりたて)
- Solution(解決策)
- Narrowing down(絞り込み)
- Action(行動)
顧客の「問題」を掲示し、その問題を「あぶりたてます」。
そして、商品のサービスや内容を伝えて「解決策」となる方法を明示します。
さらに商品の必要性をあおるために限定や個数制限などを訴えて「絞り込み」をします。
最後に後押しで、購入方法やお問い合わせなどの明示をして「行動」させます。
この様に顧客の購買意欲をそそる手法を『PASONAの法則』と名付けました。
神田氏は、さらに『稼ぐ言葉の法則』で新たな『新PASONAの法則』を編み出しました。
→『新PASONAの法則』については、こちらの記事で詳しくご覧ください。
ストーリーブランド戦略
『ストーリーブランド戦略』は、映画のようなストーリー仕立てで伝えるのを重視しています。
ストーリーに沿えば、消費者へ分かりやすく伝わるからです。
商品やサービスを売るときに注意しなくてはいけないのは『主人公』が誰なのか?
物語の主人公は商品やサービスではなく『消費者』です。
『消費者』を主人公にし、分かりやすく伝えることで商品が売れやすくなります。
そして、『ストーリーブランド戦略』には7つの原則があります。
- 主人公
- 導き手の登場
- 問題の特定
- 計画の掲示
- 行動喚起
- 回避したい失敗
- 成功する結末
以上の7つの原則について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
→ストーリーブランド戦略の本から学ぶ「物が売れない本当の理由」
クロージングの心理技術21
著者のドルー・エリック・ホイットマンは、消費者心理学トレーナーやコンサルタントをしています。
『クロージングの心理技術21』では、ブレインスクリプトと呼ばれるセールスに効く21の原理を紹介しています。
- 予防接種
- 言葉で訴える
- 信頼性の転移
- TTMのススメ
- 社会的証明
- 恐怖
- 手段と目的連鎖
- キューに注目
- 信念を揺るがす
- 比較
- 好意
- 権威
- 返報性
- 一貫性
- 希少性
- データより例を
- メッセージの整理
- 自我の変形
- 重複
- 欠点を表に出す
- 長さは力
私が、もっとも重要と考えているブレインスクリプトは3つです。
「重複」、「欠点を表に出す」、「長さは力」
重複
重複の威力は絶大です。
重複は、見込み客の脳内に情報提供の機会を増やすのが目的です。
商品のポイントは一度、説明するだけでは十分ではありません。
何度も何度も繰り返すことで、記憶に定着させる必要があります。
欠点を表に出す
人は、あなたの言葉を信用していません。
そのため、製品の良い点ばかりアピールしても、
「それって、本当なのか?」という風に思われている可能性が高いです。
ですから、敢えて製品の欠点を言いましょう。
欠点を言うのは、見込み客から『正直』だと思ってもらうためです。
長さは力
「長い広告は読まれない!」というのは間違いです。
私達は、データや事実・証言などセールスの素材が多いほど信用する傾向にあります。
まずは、お客さまの立場に立って、行動心理を読み解く必要があります。
→『クロージングの心理技術21』について詳しくはこちらをご覧ください。
ウェブセールスライティング習得ハンドブック
『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』は、ブレットと呼ばれる箇条書きを推奨しています。
単に文章を並べるのではなく、ベネフィットを連続で見せるのがブレットの特徴です。
ベネフィットとは、顧客にとっての利益という意味です。
ブレットには決まったテンプレートがいくつか存在します。
たとえば、『食品添加物の危険!あなたの健康を守る方法』
上記の様に、警告を訴える方法などがあります。
ブレットには、全部で17種類のパターンがあります。
→その他のブレットについて、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
現代広告の心理技術101
『現代広告の心理技術101』は、様々なコピーライターが絶賛する良書です。
じつは、先ほど紹介した『クロージングの心理技術21』と同じ著者です。
著者のドルーは「人間には8つの基本的欲求が存在する」と提唱しています。
- 生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい。
- 食べ物、飲み物を味わいたい。
- 恐怖、痛み、危険を免れたい。
- 性的に交わりたい。
- 快適に暮らしたい。
- 他人に優り、世の中に遅れを取りたくない。
- 愛する人を気遣いたい、守りたい。
- 社会的に認められたい。
上記の8つの基本的欲求に従って、クロージングすれば成功しやすい。
まずは、人間の基本的欲求を理解するのが重要です。
ブログで稼ぎたいと本気で思っているのなら、『現代広告の心理技術101』は必読書です。
ブログ運営は、人間心理を理解する必要があります。
→『現代広告の心理技術101』については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
まとめ
ブログは自分の書きたい内容を書いてはダメです。
読者の悩みや求めていることを考えなくては意味がない。
今回、紹介した7冊の本を読んで人間心理を理解してください。
ブログ初心者のあなたも、きっと読者の気持ちになって記事が書けるはずです。
コピーライティングを学んだあとは、記事構成についても考えなくてはいけません。
記事構成については、私が作成したテンプレートがあります。
よろしければ、こちらの記事も参考にしてください。
→【ブログの書き方講座】初心者でもわかる記事構成のテンプレート
それでは、また!