WordPressをバックアップ『BackWPup』の設定と使い方を解説

2021年8月20日

悩んでいる人
WordPressのバックアップを取りたいけど、どうやったらいいのかな?

 

本記事では、WordPressのバックアップ用プラグイン、BackWPupの設定と使い方について解説しています。

こんな方におすすめ

  • WordPressのデータが飛ばないか心配
  • 自動でWordPressのバックアップを取りたい
  • もしもの保険として、バックアップを考えている

 

本記事の信頼性

すぎにい
ぼくはWordPressでWeb制作しているエンジニアです。今までに30社以上のサイトを制作しており、バックアッププラグインにBackWPupを使っています。

 

BackWPupとは?

BackWPupはWordPressのサイトデータをバックアップできるプラグインです。

 

BackWPupの特徴

・スケジュールを組んで自動バックアップできる

・手動でバックアップもできる

 

BackWPupをインストールしておけば、もしもデータが消えてしまったとしても、復元することが可能です。

たとえば、自分の操作ミスや外部からの攻撃を受けた場合でも、データを保存しておけば安心できますよね。

 

つまり、BackWPupをインストールすればデータが消えた場合、もしもの保険として復元ができます。

 

BackWPupをインストールする

WordPressでプラグインを使用するためにはインストールが必要です。

プラグインのインストールはWordPressの管理画面で行います。

 

 

まず、WordPressの管理画面で『プラグイン』の『新規追加』ボタンを押して、右上の検索バーに『BackWPup』と入力して、プラグインが表示されたら『今すぐインストール』ボタンをクリックします。

 

『有効化』をクリックして、BackWPupを有効化します。

これでインストールは完了です。

 

BackWPupの初期設定と使い方について

ファイルのバックアップを作成

自動でデータをバックアップするためには、ジョブを作成する必要があります。

新規作成でジョブ作成する方法について説明しますね。

バックアップのデータは、契約しているサーバー内に保存する設定とします。

 

まずは、WordPressの管理画面から『BackWPup』の『新規ジョブを追加』します。

『一般』というタブを選択して、『このジョブの名前』を入力します。

 

すぎにい
名前については任意ですが、ここでは分かりやすく『file Backup』と入力しました。

ジョブタスクは『ファイルのバックアップ』にチェックを入れます。

 

アーカイブ形式は、パソコンのOSによって異なります。

Windowsの場合は『ZIp』、Macの場合は『Tar Gzip』を選択してください。

バックアップファイルの保存方法は、特にこだわりがなければ『フォルダーへバックアップ』にチェックを入れましょう。

 

『変更を保存』をクリックすれば、ファイルのバックアップ設定は完了です。

 

スケジュールの設定

つぎは、バックアップのスケジュールの設定ですが、自動保存する頻度の時間設定になります。

先ほどの画面で『スケジュール』というタブから、ジョブの開始方法を『WordPressのcorn』にチェックし、スケジューラーの種類を『基本』にします。

 

画面下にスクロールすると、時間設定のスケジューラーが表示されます。

スケジューラーは、好みの時間帯を選択してください。

すぎにい
今回は、アクセスの少なそうな毎週日曜日の3:00にしました

 

バックアップのフォルダー設定

つぎはバックアップデータを保存するフォルダーの設定です。

『バックアップを格納するフォルダー』は任意で入力してください。

 

すぎにい
ここでは分かりやすく『upload/file-backup/』と記載しました。

 

また、ファイル自体は無限に保存できるわけではないため、一定期間が経過すると削除されます。

すぎにい
今回は、過去3ヶ月分のファイルを保存したいので『12』と選択しました。

あとは『変更を保存』すれば完了です。

 

データベースのバックアップを作成

データベースとは、PHPやMySQLと呼ばれるプログラムを指します。

データベースのバックアップ手順について説明しますね。

 

まずは、ファイルのバックアップと同じで、新規ジョブを選択します。

こちらもジョブの名前は任意で入力してください。

 

すぎにい
今回は『database Backup』と入力してます。

ジョブタスクを『データベースのバックアップ』、『インストール済みプラグイン一覧』にチェックを入れます。

 

 

アーカイブ形式は先ほどと同じく、Windowsの場合は『ZIp』、Macの場合は『Tar Gzip』を選択。

バックアップファイルの保存方法は、特に指定がなければ『フォルダーへバックアップ』にチェックしましょう。

 

『スケジュール』タブを選択して、ジョブの開始方法は『WordPressのcorn』、スケジューラーの種類は『基本』にチェックを入れます。

 

データベースの場合、データ容量が小さいためスケジューラーは毎日でもオッケーです。

すぎにい
今回は毎日深夜3時に設定しています。

あとは『変更を保存』すれば、設定が完了です。

 

DBバックアップ

『DBバックアップ』は、『バックアップファイルの圧縮』を『Gzip』に選択します。

他は特に変更する必要がないため、『変更を保存』を押しましょう。

 

バックアップのフォルダー設定

バックアップデータを保存するフォルダーを設定します。

 

すぎにい
ここではフォルダー名を分かりやすく、『database-backup』と入力しています。

今回は1ヶ月分のデータを保存したいため、ファイルを削除を『30』に設定し、『変更を保存』すれば完了です。

 

BackWPupの復元方法を3ステップで解説

それでは、つぎにBackWPupで保存したデータの復元方法について解説します。

今回は、エックスサーバーを利用した作業手順で説明しますね。

 

1.バックアップデータをダウンロードする

まずはWordPressの管理画面から『BackWPup』を選択して、『バックアップ』というボタンをクリック。

そして、復元したいフォルダを選択して、『ダウンロード』ボタンを押しましょう。

 

すると、圧縮ファイルがダウンロードされるので解凍しておきます。

 

2.サーバー上にデータを復元する

解答したファイルをエックスサーバーのファイルマネージャーかFTPソフトを使って、サーバー上に上書きします。

以下のファイルは必要ないので、除外しておきましょう。

 

アップロードしないファイル

backwpup_readme.txt
manifest.json
******.pluginlist.******.txt
******.sql

 

注意

『******.sql』は、後ほど利用するので削除はしないでください。

 

3.phpMyAdminからデータをインポートする

つぎにエックスサーバーのサーバーパネルから、『phpMyAdmin』をクリックしましょう!

 

ユーザー名とパスワードを入力する画面が表示されます。

ユーザー名とパスワードがわからない場合は、バックアップファイルの『wp-config.php』から下記の記載を探します。

Windowsの場合は、メモ帳機能で開くことが可能です。

 

phpMyAdminにログインができたら『インポート』タブから、先ほどアップロードしなかった『sql』ファイルをアップロードしましょう。

あとは画像の通りに項目を選択して、『実行』ボタンをクリックします。

 

これで、サイトが表示されているか確認したら、WordPressのデータ復旧作業は完了です。

 

まとめ

BackWPupを利用すれば、自動でWordPressのデータをバックアップできます。

サイトに問題があったとしても、BackWPupをインストールすれば安心できます。

もしもの保険としてBackWPupを設定しておきましょう!

 

レンタルスペースのサイト作成で必要なプラグインについて知りたい方は、こちらの記事で紹介しています。

 

 

それでは、また!